今まで2〜3年に1度ずつ新しいOSを発表してきたMicrosoft社(以下MS)。
しかし、XPが出てから5年以上新しいOSは出ていませんでした。

2007年1月にようやく新しいOSであるVistaが発売されました。
ですが、このVistaの必要最低限の動作環境は

・800MHzのCPU
・512MBのメモリ
・15GBの空き容量がある最低20GBのHD
・CD-ROMドライブを搭載していること

となっています。

しかし、これはあくまで必要最低限の動作環境。
Aeroやその他の機能をフルに使うためにMSが発表した推奨スペックは

・1GHzのCPU
・128MBのグラフィックメモリ
・1Gバイトのシステムメモリ
・最低限40GBのHDか外付けのDVD-ROMドライブ

となっています。
ちなみに、Windows XPの必要最低限の動作環境は

・233MHz のプロセッサ
・64MBのメモリ
・インストール時に2G以上のハードディスク空き容量
・CD-ROMドライブ

で、MSが推奨しているWindows XPの動作環境は

・300MHzのプロセッサ
・128MB以上のメモリ
・CD-ROMドライブまたはDVD-ROMドライブ

となっています。
実際に試した方は知っていると思いますが、推奨スペックギリギリではとても使い物になりません。
用途によって様々ですが、XPを快適に使用するには最低256MBのメモリが必要でしょう。
また、出来ることなら512MBは欲しいものです。

一般的にメールやネットサーフィン程度しかしないなら256MB程度が必要と言われています。
ワードやエクセルなどのオフィスなどを入れて使う場合は512MB以上が望ましいと言われています。
また、画像やビデオの編集などをする場合は1GB以上のメモリが望ましいといわれています。

これと同じ次元で考えるとVistaを快適に動かすには最低2GBのメモリが必要と言うことになります。
画像編集や動画編集などをするなら3〜4GBは必要になってきます。
メモリが2GBもあるパソコンなんてそうそうあるもんじゃありません。

つまり、今あるパソコンでVistaを動かそうものなら、相当ハイエンドなマシーンじゃない限り、
重くて使い物にならないだろうということです。

ここでWindowsVistaで追加された主な機能を挙げてみると

・Windows Aero(ウィンドウが半透明になるやつ)
・Internet Explorer 7
・サイドバーとガジェット
・ライフタスクバーのサムネイル
・WindowsフリップとWindowsフリップ3D

ざっとこんなところですが、ほぼ全てXPでもフリーソフト(無料)を使えば再現可能です。

つまり、Vistaなど高いうえ重くて使い物にならないOSを買わなくても
ちょっとした知識さえあれば似たような機能は簡単に手に入るということです。

論より証拠。これが私のデスクトップ画面(Windows XP Home Edition)です。



そしてこれが本物のVista(β版)のデスクトップ画面です。



スタートボタンの位置など、細かいところを見れば多少違いはありますが、
一目見ただけではビル・ゲイツでさえ分からないでしょう。



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