- MTU/RWIN値を最適化 -






前のページでMTU/RWIN値に触れましたが、軽く説明しておきます。

通常、インターネットなどでデータのやり取り(通信)をする際にはTCP/IPというプロトコル
(データをやり取りするときに必要な約束事)が使われます。

TCP/IPは通信データをパケットというデータのひと固まりに分割して通信しています。
パケットには通信を正しく行うために決まった量のヘッダなどが付くので、
パケット数が増えるほど実際のデータ以外の情報量が増えてしまいます。

つまり、簡単に言うとパケット数が少ないほどヘッダなどが付く量が減るのでそれだけ効率よく通信できるというわけです。

そのプロトコルのなかにMTUとRWINというのがあり、MTUは1パケットあたりのサイズの上限を決めるもので、
RWINはデータをやり取りする相手先が応答なしでも無条件にデータを受け取ることができる量を表しています。
これらをADSLに最適な設定に調整することによって速度が向上するというわけです。

MTU/RWIN値を最適化する。

MTU/RWIN値を最適にするには色々な方法がありますが、初心者でも簡単にできる方法として EditMTUを使うなどがあります。
インストール方法はリンク先の作者の方のページからファイルをダウンロードして解凍して出てきたフォルダーを
適当なところに入れて、使ってください。

起動するとこんな感じ



使い方は、「速度の種別」を選択し、通常アクセスするサイトを選択してから「設定開始」ボタンをクリックしてください。

※この方法は初心者向けです。通常は「MTU探索」の方を使ってください。詳しい方法は作者の方のページで。

※Windows98やMe以外でも(2000やXP)この方法を試すことで速度向上できます。
しかし98やMeほど効果が顕著に表れにくいです。またADSL以外の回線(光ファイバーなど)でも多少速度が向上します。

※Yahoo!を選択してもできないので、Yahoo!を使っている人は選択肢のなかから適当に選んでください。

私のこの方法を試す前の回線速度は3Mほどでしたが、これをしてから4.5Mほどまで上がりました
(Windows XP Home SP2、HDD40GB、Memory1GB、 回線 YahooBB 50M、 接続 無線LANの環境で)



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